【”想定外”を想定内に…】

こんにちは、GOOD LUCKです。

今日は騎手学校に合格した卒業生のお話です。

NRAで活躍する

長谷部 駿弥騎手

当時15歳（中3生）の騎手学校合格を目指す彼を担当していた時…

合格には絶対必要な

持久力向上のトレーニングは雨や炎天下の中でも淡々と行っていました。

 

 

そんな彼によく伝えていた言葉は

 

『暑い、寒い、雨、風が強いは関係ないよ。どんなコンディションでも力を出しきる準備が大切』

 

例えば、3km走で目標タイムを切るために心拍計をつけ

こちらも心拍レベルを把握した上で限界まで追い込んでいく。

（室内でのトレーニングの際はパワーマックスを活用します）

 

そして走り終わってへたり込んだ彼に耳元で

 

私「万が一、測定係の人の不手際で記録が測定されていなかったらどうする？」

彼「…走ります」

私「せやね。万が一の場面を　想定しとこか」

 

そんな場面はない…と思うような場面で

 

受験生のみんなが

 

「えっ…ウソ？」ってなった時に

 

何事もなかったようにもう一回走れる子は本番の一発勝負では優位に立てます。

 

 

（騎手学校時代、学校まで会いにいきました）

 

(試験でこんな事はまずありませんが、それだけの準備ができると本番で確実に力を出しきれるようになります)

 

想定外を想定内にする事。

 

難関試験ではその準備が求められます。

試験内容は決まっている中で、どんな環境でもパフォーマンスを発揮する準備です。

騎手学校合格のチャンスは実質2年(2回)しかありません。

(中3と高1の年)

心技体の合格ラインを超える事が求められます。

試験本番で想定外のでき事に動揺すれば合格はできません。

卒業してから8年…

デビュー戦は親御さんと共に観に行きました。

今も、年に1度は彼の勇姿を観に行きます。

 

まずは大きなケガなく

ダービージョッキーを目指して着実に進んで欲しいですね。